赤ちゃんのヘルメット治療(アイメット)
赤ちゃんの頭の形に悩まれている親御さんは少なくないと思います。
僕の息子も生まれた時から右側の後頭部が平らになっていて
いわゆる斜頭と呼ばれる頭の形状をしていました。
そこでいろいろと調べてみたところ、
赤ちゃんの頭に常にヘルメットをかぶせることで四角いスイカを作り出すが如く
頭の形を矯正してしまおう、という治療法
ヘルメット治療を見つけました。
ヘルメット治療には大きく2つの種類があるらしいのですが、
僕たち家族が選んだのは、
と呼ばれる日本の医師が日本人にあわせて開発したヘルメットです。
ちなみにもう一つはミシガン式ヘルメットと呼ばれるものでした。
アイメットを選んだ一番の決め手としては、
近所にアイメットを取り扱う病院があったことです。
ヘルメット治療は月に一回程度、
病院に行ってお医者さんに経過を見てもらう必要があるのですが、
月に一度とはいえ、このご時世に0歳児を抱えて遠出するのはちょっとしんどいなぁ…
という気持ちが強く、近所の病院で間に合うアイメットを選びました。
他にもアイメットを選んだ細かい理由がいくつかあるのですが、
それはまた別の機会にまとめようと思います。
ヘルメット治療の結果
ヘルメット治療を開始するにあたって
まずは赤ちゃんの頭を3Dスキャンして、頭の形を確認する必要があります。
その3Dデータで斜頭率などを計算して
赤ちゃんがヘルメット治療をした方がいいかの判断をお医者さんがしてくれます。
但し、ヘルメット治療を受けるかどうかの決定権は両親にあります。
せっかく我が子の頭を3Dスキャンしてもらうなら、ということで
3Dスキャンされた我が子の頭のモデルデータをいただき
治療前の頭の3Dモデルから現在の頭の3Dモデルに形状を変遷させることで、
ヘルメット治療によって頭の形がどれほど改善されたのか確認しようと思いました。
下の画像がその結果です。
頭の形が動きっぱなしだとよくわからないので、静止画も用意しました。
静止画の
黄色い部分が最初に頭の形状を3Dスキャンした時の形状
赤い部分が黄色のスキャンからヘルメット治療をせずに2か月経った時の形状
青い部分が赤色のスキャンを機にヘルメット治療を始めて3か月経った時の形状
です。
まず黄色の段階で、左後頭部が大きく膨らんでいるのに対して
右後頭部が平らにつぶれたような形状になっていることがわかると思います。
そして黄色から赤への変遷を見てみてると
頭の形状が劇的に変わることはなく、その形状のまま全体が均等に膨らむように
成長していくように見えます。
次にヘルメット治療を始めた赤色から青への変遷を見てみると
右後頭部が大きく膨らみ、左右の形状の差が軽減されているように見えます。
この確実に頭の形が良化している、ということが確認できただけでも
3Dデータを使って確認した甲斐がありますし、
何よりヘルメット治療をやってよかったな、と思いました。
予定では、あと数か月治療を続けていく予定なので、
途中経過と最終結果までまとめられたらいいな、と思っています。